「節電行動」促す家庭向け制御技術 パナソニックと東芝に注目 (2/3ページ)

2012.10.21 13:10

家電のエネルギーを制御するパナソニックの「AiSEG(アイセグ)」

家電のエネルギーを制御するパナソニックの「AiSEG(アイセグ)」【拡大】

 アイセグは電力の使用状況に加えて、ガスや水道などの使用量状況も薄型テレビやスマートフォン(高機能携帯電話)などでリアルタイムで確認できるのも特徴。パナソニックは07年以降、太陽光発電に対応し、稼働状況や家庭全体の電力消費などを見える化し、家全体のエネルギー消費を抑えるシステムを売り込んできたが、アイセグでは個々の家電を制御する機能に発展させた。

 アイセグとの通信機能を持った同社製品は、10月段階では高効率給湯器「エコキュート」やエアコン、IHクッキングヒーターだが、今後は洗濯機や冷蔵庫などに対応を広げる。さらに次世代電力計「スマートメーター」、電気自動車(EV)との連携も強化するという。希望小売価格は通常システムで11万2350円(工事費を含まない)。パナソニックは、関連製品で2013年度に200億円、15年度に2000億円の売り上げを目指す。

 HEMSの制御装置を国内電機業界で初めて売り出したのが東芝。同社が6月から発売した「フェミニティ」だ。同社の制御装置の最大の特徴は「今後、数年の間に市場に出る家電にぴったり合う」(佐々木則夫社長)ということだ。

節電商材の先駆けとしてパナソニックと東芝の制御装置に注目

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!