子供に人気の「アンパンマン自動販売機」=大阪市平野区の「ダイエー長吉店」(宇野貴文撮影)【拡大】
昨年9月に初代機種1500台が設置され、今年10月からはアンパンマンをはじめ、ジャムおじさんやドキンちゃんなどが自販機の正面や側面に描かれた新デザインの2代目が順次設置されている。
玩具メーカー大手、バンダイの調査によると、アンパンマンは0~12歳の子供たちの「好きなキャラクターランキング」で10年連続で1位に輝く超人気者。それだけに「売り上げは一般の自販機の1・5倍」(明治の担当者)という。明治が人気キャラクターのアンパンマンを自販機に採用した背景には、売り上げ拡大とともに、自販機市場を活性化させたいという狙いがある。
意外と知らない自販機の仕組み
そもそも自販機は、私たちの生活に溶け込んでいるものの、知られていないことも意外と多い。
例えば、設置場所。飲料メーカーや飲料の詰め替え業者の営業活動で設置してもらうケースと、逆に店舗などに「設置してくれ」と要望をうけるケースの両方があり、双方の話し合いで決定する。