2012年9月中間決算の発表がピークを迎え、企業の担当者が競うように資料を記者クラブのポストに投げ込んだ=31日、東京都中央区【拡大】
販売店が反日デモの参加者に放火される被害に遭ったホンダも、中国での来年3月までの年間販売目標を75万台から62万台に引き下げた。岩村哲夫副社長は「販売は来年2月の春節(旧正月)まで影響が残る」として、長期化への懸念を示している。
トヨタ系の部品最大手デンソーの加藤宣明社長も31日、中国でのトヨタの減産を受け、「中国生産は年内は4、5割ぐらいの減産が続き、来年1~3月も2割程度は戻らない」と話す。
中国への出張や観光需要にも暗い影を落としており、全日本空輸は同日、13年3月期通期の売上高に相当する営業収入が100億円程度減少する見通しを明らかにした。
中国事業の不振は、反日問題にとどまらず、高成長を続けてきた中国経済の失速も懸念材料だ。中国の経済成長率は7四半期連続で減速し、公共事業減少や不動産開発の鈍化が表面化している。