LCC専用の「第2ターミナルビル」の内部。殺風景な印象はぬぐえない…=関西国際空港(沢野貴信撮影)【拡大】
とはいえ、新ターミナルには搭乗橋がないため飛行機までは徒歩で移動するほか、待合室から搭乗までの通路に冷暖房はなく、利用者は不便を強いられる。それでも「運賃が安いから仕方がない。少しの間のことだから」と、利用者は好意的だ。
使用料などが安くなる分はすでに運賃に反映しているという。担当者は「多少の不便は残るが、利用者にはプラスの方が大きい」と、利用拡大に自信をみせる。ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は、「これでLCCとしての基盤が完成した」と感慨深げだ。
使用料収入抑え「薄利多売」
一方、新ターミナルを整備した新関空会社の安藤圭一社長は「LCCのビジネスモデルに合わせた“LCA(ローコストエアポート)”だ」と強調する。さらに「ピーチの今後の動向をみながら、第3ターミナルの拡張を考えていく」としており、第2ターミナルをてこに、LCC呼び込みを加速させる。