“若き国”日本の流通産業を魅了 カンボジア・ベトナムへ進出熱衰えず (4/4ページ)

2012.11.14 07:00

カンボジアとベトナムの主なサービス業進出事例

カンボジアとベトナムの主なサービス業進出事例【拡大】

 国民の8割が25歳以下 高校生も有望な顧客

 25歳以下が80%という若者社会では、高校生も有望な将来の顧客だ。おにぎりに人気アニメのドラえもんをプリントしたり、今後は鍋文化を当て込んだおでんなど、あの手この手で若者の心をつかむ狙いだ。

 ベトナムの小売市場は、売上高が約9兆円、年率約20%増の成長が試算される。だが、山下純一ビナ・ファミリーマート社長は「実態はそれをはるかに上回る」と確信している。

 ホーチミンの中心街では1人当たりのGDP(国内総生産)は4000ドル、5000ドルの地域もあるのが実情で、「1万ドルのバンコクに追いつくのは時間の問題」との期待は大きい。

 福岡市の健康食品通信販売事業のやずやが経営する日系ファッションビル「ZEN PLAZA」の福川資朗社長も「足元の景気は悪いが、スマートフォン(高機能携帯電話)の普及率やファッションなど若者は流行には敏感でチャンスが大きい」と話す。高島屋も15年に中心街に出店する計画で、投資熱は高まる一方だ。(上原すみ子)


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