今年1月に映像制作用のカメラ市場に参入したキヤノンも4K対応を加速する。4K動画記録に対応する「EOS C500」と「同PL」を10月から販売したのに続き、12月には「同1DC」を発売し、3機種に増やす。特に1DCは、一眼レフとほぼ同等まで小型化し、自動車の中など狭い場所での撮影が簡単に行えるとしている。
キヤノンは、2008年に発売した一眼レフカメラ「5Dマーク2」に動画撮影機能を搭載したところ、映画やCM撮影に使われるケースが相次ぎ、動画記録事業に参入した。ブランド力をテコに販売も好調といい、真栄田雅也常務は「製品の拡充で、来年の4K製品販売は5割増やす」と意気込む。
映画館では、東急シネマズ、東急レクリエーションなど大手が4Kデジタルシネマプロジェクターの導入を完了している。