世界を自転車で旅してPR
好調に推移する自転車業界に甘んじることなく、積極的に自ら足を運んでサイクリング文化を世界に伝える劉会長の努力も実績に反映されている。劉会長は自社製品のPRのため、2007年5月に、15日間をかけて自転車で台湾一周するパフォーマンスを決行。台湾にとどまらず、09年には中国・北京~上海の1688キロを、翌年の10年にはオランダで500キロを走り抜けた。
今年5月には日本にも上陸。愛媛県の中村時広知事や広島県の湯崎英彦知事らとともに、自社製の自転車で瀬戸内海のしまなみ海道をサイクリングするイベントに参加した。
劉会長のPR作戦の裏には「サイクリングの世界市場の“格差”を解消する目的もある」(証券アナリスト)という。サイクリングブームは世界的に巻き起こっているが、成長率は各国に差がある。
特に日本はサイクリング人口が少ないといわれ、同社幹部は「20数年前は、日本の自転車市場におけるスポーツ用自転車の割合は1%以下。今は成長したものの、それでも十分ではない」と明かす。