日産自動車は20日、電気自動車(EV)「リーフ」を一部改良し、発売した。新たに追加したエントリーモデルは334万9500円で、従来モデルより40万円以上安くなった。政府の補助金を活用すると250万円を切る価格設定で、EVの普及拡大を狙う。
一部改良したリーフは、モーターやインバーターを一体化して従来モデルより約80キロの軽量化を達成。リチウムイオン電池の性能向上やモーターの効率アップなども進めた。1回のフル充電当たりの走行距離をJC08モードで228キロに高め、国内トップのホンダ「フィットEV」の225キロを上回った。
リーフは2010年12月に発売し、これまで世界で4万3000台以上を販売している。そのうち国内は約1万9000台。