全面営業再開にこぎつけた「ジャスコ黄島店」=24日、中国山東省青島市(河崎真澄撮影)【拡大】
一方で慎重な見方をする流通業も少なくない。12月に上海に出店する大手百貨店の高島屋は「売り上げは当面厳しいとみている」(担当者)と話す。来春に全館オープンする予定だが、黒字化目標を5年後とするなど、時間をかけて地元への浸透を図る。
大手コンビニエンスストアのローソンも、中国での新規出店が「想定通りに進まない可能性が出てきた」(幹部)とみる。2020年に1万店に拡大する計画で、主に地元企業のM&A(合併・買収)で行う方針だったが、交渉が難航する可能性もある。
ファミリーマートは中国経済の減速懸念を理由に、来年2月末までの新規出店計画を60店以上、引き下げた。16年2月末までに4500店とする目標は変えないが「今後1年は足場固めをする」(上田準二社長)。一方で東南アジアで4カ国目となるフィリピンへの進出を決め、収益の多様化を図る。