エイチ・アイ・エス会長澤田秀雄氏(栗橋隆悦撮影)【拡大】
業界の「異端児」がやることはいつも刺激的だった。格安の海外ツアー、LCC(格安航空会社)、経営難のハウステンボスへの参画…。ときに失敗もしたが、チャレンジ精神だけは失わない。うつむきがちな日本に今、こう呼びかけたくて本を書いた。「暗い話はやめて夢を語ろうよ!」(文・喜多由浩)
--今の日本、どこがダメですか
澤田 「悪循環」に陥ってますね。暗い話題ばっかりがクローズアップされるでしょ。聞いた人たちは不安になり、自信をなくし、ますます“内向き”になる。こんな時代だからこそ、どんどんチャレンジすべきなんです。多分、7、8割は失敗するけど(苦笑)、命まで取られるわけじゃない。失敗を重ねるうちに学び、経験値が高まり、新しいものが生まれる。ボクなんかその繰り返し。
--政治が悪い?
澤田 政治家個々人には、優秀な人がいると思います。ただ、国のリーダーは、5年先10年先の明確なビジョンや目標を国民に示す責任がある。「こういう国にしたいから、国民の皆さんにも協力してもらいたい」とね。それも、マニフェストなんていう難しいものではなく、「ゴール」がどこにあるのか、具体的に分かりやすく説明しなくてはならない。誰だって“ゴールの見えないマラソン”は走れませんから。