エイチ・アイ・エス会長澤田秀雄氏(栗橋隆悦撮影)【拡大】
--「社長は40代がいい」とも言ってます
澤田 実際、HISをはじめグループ企業の社長は40代が多い。十分にパワーがあり、元気で、経験値も持っている。新しいものに対応できる柔軟性もあります。ボクなんかはもうダメですけどね。
--そう言いつつ、2年前、ハウステンボスの社長を引き受けた。やはり「ここ一番はオレじゃないと…」という自負がある?
澤田 「ない」と言ったらウソになる(笑い)。ただ、(開業以来18年間赤字だったハウステンボスは)それだけ難しい案件でした。「社長をやれ」と言っても誰も手を挙げそうにはない。だったらボクがやるしかないと。でも、数年後に経営が軌道に乗ったら辞めますよ。そして、また別のチャレンジをする。
--やはり、大事なのはチャレンジですか
澤田 そろそろ暗い話はやめましょうよ。悩んでいるヒマがあったら、夢に向かってチャレンジする方がいい。国のリーダーがビジョンを語り、一枚岩になって進み始めると、必ずや国民も協力する、夢を持つようになるんですよ。
ラクな旅を提供し過ぎた…HIS会長が明かす、早過ぎた「LCC」参入の舞台裏 に続く
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【プロフィル】澤田秀雄
さわだ・ひでお 昭和26年、大阪府出身。61歳。西ドイツ(当時)に留学後、55年に旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の前身、インターナショナルツアーズを創設。格安航空券や海外旅行ツアーなどで急成長し、旅行大手に成長させる。平成22年、赤字続きのハウステンボス(長崎)社長に就任、1年で黒字化に成功。新著に『運をつかむ技術』(小学館)。