富士重工業は11月13日、四輪駆動のスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」を約5年ぶりに全面改良して発売した。
悪路の走行性能を高める新開発の四輪駆動制御システムを搭載したほか、注目度の高い燃費性能も向上。オフロードと街乗りのどちらにも適した「全方位型SUV」を目指したという開発担当者、臺卓治(だい・たくじ)プロジェクトゼネラルマネージャーに、こだわりの点などを聞いた。
--前モデルからの大きな変更点は
「開発に当たって国内外でSUVユーザーの声を聞いたところ、われわれが想定していた野外レジャーなどの『オフ』だけでなく、日々の通勤や買い物など多くの場面でSUVが使われているとわかった。そこで、スバル車がかねて強みとしてきた高い走行性能に加え、日常の使い勝手についても見直しを加えた」