しかし、この問題には業界外の人も行方を熱心に見守っている。特に一見なんの変哲もないデザインが「似ているか、似ていないか」は誰もが直面する可能性のあるテーマだからだ。
だいたいからにして、多くの人が自分の目に確信がもてない…。
世の中、電源OFFである限り単なる「ブラックボックス」というモノが急速に増えている。コンピュータの時代なのだ。機能のメーンは画面内になりハードは「補助的存在」でさえある。
だからこそ従来よりも、デザインの僅差が注目を浴びる。しかも世界各地で微妙さへの「判断」が異なる。そこで「判断」の差異を生む背景として、イタリアの中等教育の一例をあげよう。
「古代からヒトは経験したことを絵、文字、音などを使って記録してきた。それが美術、文学、音楽というジャンルを生む。絵画は詩とは異なった表現だ。が、実際の経験は両方とも同じと認識すべきだ」