このように中学校のどの科目も、モノの見方や領域の定義を最初に説明する。
徹底して模写のトレーニングをする。ピカソの模写、世界地図の模写、動物画の模写…そして、基礎となるカタチが何であるか、身をもって知る。そのうえで「自由」がある。「アートは自由に感じるもの」ではない。ぼくが日本の学校でうけた「君たちは、最初から好きに描いていいんだよ」という教え方とはずいぶんと違う。
地域間でこれだけカタチへの教育に違いがある。そうしたなかで製品デザインの類似性が世界各地で問われている、との現実がある。
ビジネスの成否が「売れるデザインか?」だけでなく、「各地のデザイン観を理解しているか?」に拠っている。それは、あるデザインがコピーであるかを判断するプロセスにも影響する。