太陽電池の国内出荷量【拡大】
追い詰められた国内勢だが、東芝は、工場を持たずに他社から調達する米アップルのような手法を太陽電池事業で導入した。同社幹部は「パネルはどこからでも調達でき、設備を持たないことが競争力になっている。業績も堅調」と話す。
自前の工場を持つメーカーは生産改革を急ピッチで進める。パナソニックは今月13日、マレーシアで太陽電池工場を稼働させた。
海外拠点として初めて、基幹部品の生産からパネルの組み立てまで一貫して手掛けることでコスト競争力を強化。新工場立ち上げで、コストを抑えられる海外生産比率を現在の30%超から13年度中に50%超へ引き上げる。
伊藤正人役員は「競争に打ち勝ち、収益を生むには供給能力拡大とコスト競争力強化が不可欠」と言い切る。
京セラは、円高ユーロ安を生かし、海外工場からのパネル逆輸入にかける。かつて稼ぎ頭だった太陽電池事業は12年3月期に赤字に陥った。