新中期経営計画を発表するヤマハ発動機の柳弘之社長=18日、東京都千代田区【拡大】
ヤマハ発動機は18日、2015年12月期の売上高1兆6000億円(12年12月期見込み比33%増)、営業利益800億円(同約2.9倍)とする中期経営計画を発表した。
営業利益率は5.0%。成長市場のインドや東南アジアで二輪車販売を拡大することで達成することが柱。ただ、世界的な景気減速を受け12年12月期の売上高1兆2000億円、営業利益280億円の見通しは現在の中期計画目標(売上高1兆4000億円、営業利益700億円)を下回っている。新中計はこれを踏まえ、新型車投入を増やし、コストダウンも進めることで目標達成を目指す。
15年の二輪車販売目標は、12年比約33%増の840万台。特にインドでは15年の総需要が12年の1400万台から1600万台まで拡大すると予測。ヤマハ発は15年に12年比2.5倍となる100万台の販売を目指す。