ファミリーマートの店頭に並ぶ「ファミマプレミアムチキン」=東京都豊島区【拡大】
クリスマス・イブをきょう24日に迎える中、コンビニエンスストア各社がチキンの販売で追い込みの攻勢をかけている。味にこだわった高級チキンを投入したり、期間限定の割引キャンペーンを拡大実施するなど販促活動も強化。ケンタッキー・フライド・チキンをはじめとする専門店から客足を奪うとともに、今後の定番商品に育てようと意気込んでいる。
コンビニが扱うチキンのブームに火を付けたのは、ファミリーマートが10月に発売した「プレミアムチキン(プレチキ)」(170円)だ。独自配合した11種類のスパイスやハーブで味付けし、揚げ油にはコレステロールゼロのオイルを使い、高級感を醸し出した。
発売後2週間で当初計画の3倍となる約800万本を売り上げ、販売を一時休止するほどの大ヒットとなった。18日から800万本限定で販売を再開したところ、チキン商品全体の販売も押し上げられ、「12月は前年比で3倍のチキンを売り上げる」(広報)と自信を見せる。