コクヨの救世主は“コピー商品” 中国事業で思わぬ効果 (1/3ページ)

2012.12.29 08:50

  • 中国で販売されているGambol(左)とコクヨの2代目Campus(右)

 文具大手のコクヨが2012年9月、中国・上海のノート工場を稼働させた。巨大市場の中国で初の工場で、当然主力ノートの「Campus(キャンパス)」の生産に専念していると思いきや、意外にも現地のコピー商品「Gambol(ギャンボル)」も生産しているという。明らかな“パクリ”であるギャンボルは、実は中国で最も有名なノートブランドで、コクヨは「当面併存」の戦略を描く。その両面作戦は、日中関係の悪化に伴う日本製品の不買運動から、コクヨの中国事業を守るという思わぬ効果をもたらした。

 ノートで世界に挑む

 日本ではキャンパスブランドで圧倒的な存在感を持つコクヨだが、海外展開はほとんど進んでいないのが実情。しかし、少子化などで国内市場の拡大が見込めないなか、海外戦略に舵を切るのは、文具メーカーも例外ではない。

 同じ文具でも、パイロット・コーポレーションや三菱鉛筆などは早くから海外販売に取り組み、すでに海外売上比率を高めているのに対し、ノートはなぜ遅れているのか。コクヨ広報は「ノートはペンなどに比べて、形や使い勝手が各国でかなり違う。教育や習慣にあわせた商品開発が必要となる」と説明する。実際、世界を見渡してもノートのグローバル企業はほとんどない。

製法だけでなく、外見も2代目とそっくり

  • 中国企業挑発「日本に負ける気がしない」 “パクリ天国”から特許大国へ
  • 反日デモは中国人の「お祭り」 暴れて憂さ晴らし…日本企業に再考の時間

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5000円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!