沿線のグルメブログを連載する平尾正さん=大阪市福島区(宇野貴文撮影)【拡大】
この日。「午前の会議が長引いてしまって…。午後1時に来客があるので、すぐ会社に戻らなきゃいけない。今日は近所で探します」
腕時計をチラチラ見ながら、野田阪神本通商店街を歩いてたどり着いたのは、昼休みのサラリーマンらでにぎわう庶民的な中華料理店「北京飯店」。幸いにも混雑しておらず、すぐ席に座れた。
「お兄ちゃん、何にする?」と聞く元気なおばちゃんに注文した「日替わりランチ」(660円)は麻婆豆腐、鳥の空揚げ、モヤシ炒めにライスとスープがついてボリューム満点。箸を運ぶ平尾さんの顔がほころんだ。
時間の枠を設けたほうがメリハリがつく
「阪神ナウ!」を始めたころはまだブログは一般的でなかったため、同社は劇作家で女優のわかぎゑふさんや、DJの大久保かれんさんら、地元ゆかりの著名人に寄稿を依頼した。
そして当時総務部に所属し、ランチの食べ歩き体験を自分のホームページで公開していた平尾さんにも「社命」が下り、執筆が始まった。「小学5年の娘は学校で給食。夫婦共働きで弁当は作らないので、昼はいつも外食です」と笑う。