半導体の世界出荷額【拡大】
ルネサス再生、システムLSI 再編の焦点
再編の序章か、復活への一里塚か。2013年の半導体業界は国内メーカーの生き残りを懸けた合従連衡とさらなる「選択と集中」が必至の状況で、日本のものづくりの将来にも重要な一年になりそうだ。
赤字体質の元凶
「半導体産業全体の構造改革も大きなテーマだった」。昨年末に、経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスへの出資を決めた官民ファンド、産業革新機構の能見公一社長がこう話すように、今年はルネサス再生の動きを軸に半導体市場の勢力図が変わりそうだ。
焦点は、デジタル家電やゲーム機などに搭載されるシステムLSI(大規模集積回路)だ。革新機構が描くルネサス再建の戦略は、自動車向けを中心に世界市場で4割のシェアを持つマイコンの専業メーカーに生まれ変わらせること。赤字体質の元凶でもあるシステムLSI事業は分離し、富士通、パナソニックと事業統合させる方向だ。