ボーイング787の製造体制【拡大】
主翼など787の構造部分でも三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の3社で約35%のシェアを占めるが、「ボーイングから生産変更などの連絡は受けていない」(富士重工)、「対策はボーイングでなければ分からない」(三菱重工)などとして各社は先行きを見守っている。
787の部材は10年程度かけて共同開発されたものが多いため、すぐに日本メーカーから他社製に変わる可能性は低く、各社の業績への影響は今のところ軽微にとどまるとみられる。ただ、株式市場では787関連銘柄が相次ぎ下落。16日の東京市場で東レが前日終値比22円(4.14%)安の510円、GSユアサが15円(4.46%)安の321円と、大きく値を下げた。
東レにとって787向け炭素繊維は、ユニクロ向けの衣料用繊維などと並び、「成長に向けた象徴的なビジネス」(証券アナリスト)だけに、中長期的な影響が懸念される。