高松空港に緊急着陸した全日空のボーイング787=16日午前10時35分【拡大】
しかし、日航機を含めて787を使用する全便が運休する事態となった。経営効率化を進めている全日空には「予備機など飛行機の余裕はそれほどない」中で、787の全面運航停止で16日は計39便、17日も35便の欠航を余儀なくされる。
航空機の安全性については、航空各社の独自判断は適用されず、国土交通省の判断を待たねばならない。少なくとも原因究明のための数日間の運航停止は続くという見方も多く、収益押し下げにつながる。
全日空の伊東信一郎社長は16日、事故後も787の導入計画に「現時点で変更はない」と強調したが、日米の航空当局が相次ぐトラブルの原因が設計上のミスなどと判断した場合、787の運航は認められなくなり、導入計画も頓挫する。
「待ちに待った飛行機」(植木義晴日航社長)という787を航空各社が積極導入するのは、従来型機より一段と向上した性能面のためだ。