経営者という人材の劣化が組織から異質な考えを排除する流れを招き、それが「新しい価値」の創出を阻み、日本企業の競争力を衰退させているとすれば、ゆゆしき事態である。
「メイドインジャパン」と言えば、筆者はすぐにソニーの創業者、盛田昭夫氏の著書を思いだす。1986年に書かれたものである。その中で盛田氏は味わい深い指摘をしている。
「日本の企業は個性的な社員を好まないために、協調とコンセンサスという言葉でごまかす場合がよくある。コンセンサスばかり強調する役員や管理職は、社員の才能を引き出し彼らのアイデアを統合する能力が自分にはないと公言しているのに等しい」
高橋氏もドラマ制作にあたって盛田氏の著書を参考にしたという。ドラマに登場する異端児7人の活躍が見ものだ。(ジャーナリスト 井上久男)