アマゾンは商品を仕入れ、在庫管理や販売・物流までを自己完結するビジネスモデル。自社物流網による当日配送や無料配送のサービス力、低い物流コストなどによる価格競争力で消費者の支持を広げている。
楽天はアマゾン並みの物流力を確保するためにインフラ整備を急ぐ。年内に兵庫県川西市、来年は千葉県市川市に延べ床面積約4万2000平方メートル級の大型施設を建設、仏物流システム大手「アルファ・ダイレクト・サービス(ADS)」を2月中に買収し、各施設で集荷・配送作業を自動化する計画。複数商品の一括発送や即日配送などのサービスを拡充、「単純な価格競争でもアマゾンに負けない」(高橋氏)体質をつくると、意気込む。
さらに楽天流の二人三脚による物流戦略も仕掛ける。ヤマト運輸、全日本空輸との協業で今月17日から生鮮食品を海外に保冷配送するサービスを開始。香港の富裕層を主なターゲットにタラバガニなど日本の海産物を空輸、現地で「クール宅配便」で宅配する国内初の試みだ。