日産は2010年12月にリーフの生産を開始。昨年12月末までの世界累計販売は約5万台、そのうち国内販売は約2万2000台だった。
当初は追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産して欧米などに輸出していたが、「円高によるコスト増の低減」(カルロス・ゴーン社長)を目的に、米テネシー州の工場でリーフの生産を1月に開始。米国でのリーフの最低価格は2万8800ドル(約265万円)で、政府の購入補助などを活用すると実質価格は1万8800ドル。
英国でも近くリーフの生産を始め、スペインでは来年3月末までに小型商用EV「e-NV200」を生産する計画。欧州でも充電器の設置を進め、16年までに日産・ルノー連合で世界累計150万台のEV販売を目指す。