ベンチャー企業への投融資額と社数【拡大】
スマホ向けサービス充実へ出資も視野
KDDIに続き、NTTドコモも7日、同様のベンチャー支援制度を発表した。「イノベーションビレッジ」と名付けたこの制度は、さまざまなビジネスモデルや技術、アイデアを持つ企業や個人を支援。初回は7日から3月11日まで参加を募る。選ばれれば200万円の助成金を受けオフィスも提供されるほか、ドコモなどから開発や経営に関する助言も受けられる。「スマホ向けサービスの充実を図る」(中山俊樹執行役員)のが狙いで、約5カ月間の開発期間中に優秀なアプリやサービスを開発した企業には出資も視野に入れている。
ソフト開発迅速化
両社がベンチャー囲い込みに力を入れるのは、スマホ事業の競争激化が背景にある。ハードだけでなく、魅力的なコンテンツを提供しなければ他社に顧客を奪われかねないため、外部の力を借りて迅速なソフト開発を目指している。
日本の起業基盤は脆弱(ぜいじゃく)だ。ベンチャーエンタープライズセンターによると、ベンチャーキャピタル(VC)による投融資額は2011年度で1240億円と、米国に比べ約20分の1に過ぎない。海外のベンチャーはVCに支えられて成長し、国境をまたいで活躍している例も多い。