中国で問題化している「PM2・5」は直径2・5マイクロメートル以下(1マイクロは100万分の1)という大気中に漂う微粒子の中でもとりわけ極小な物質だ。最近表面化した問題だけに「シャープの製品が対応できているかは分からない」(金融系シンクタンク)というが、それでも、シャープは2013年1月、大気汚染による“特需”で中国での販売台数が前年同期比3倍に増加。同製品を生産する上海工場は増産体制に入っている。
売れ筋は日本円で約6万円する高級機タイプだ。シャープによると、中国では環境問題が深刻化する中、もともと空気清浄機市場が拡大中。12年の市場規模は約100万台とみられる。
市場拡大でシャープの12年の販売台数は前年比2倍(実台数は非公表)が見込まれていたが、突然の特需発生でさらに販売台数を押し上げそうだ。同社広報は「予防策として活用してほしい」と期待を込める。