急速な円安の副作用、家計負担じわり ガソリン11週連続上昇、小麦も値上げか (1/2ページ)

2013.2.21 08:15

  • 円安をめぐる各国反応

 急速な円安の副作用がじわりと出てきた。レギュラーガソリンの全国平均小売価格は11週連続で上昇。政府が輸入した小麦を民間企業に売る際の価格も4月から値上がりする公算が大きい。円高の是正は輸出企業の業績改善につながるが、過度な円安は家計や企業の負担増になる恐れもある。

 経済産業省資源エネルギー庁が20日発表した18日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、1リットル当たり前週(12日)比1円40銭高の155円20銭で、約10カ月ぶりの高値。灯油も12週連続で値上がりし、18リットル当たりの店頭価格は前週比5円高の1826円となった。

 原油相場は世界経済の回復期待から高止まりし、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の影響による円安が輸入価格を押し上げている。委託を受け調査しているみずほ総合研究所は「円安基調が続いており、今後もガソリン価格は上昇圧力が強い」との見方を示した。

便乗値上げとの疑念や誤解を招かない対応をするよう要請

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。