店舗の入り口などに設置される専用装置「音波装置」とポイントが自動配信されたスマホの画面=20日、東京都渋谷区【拡大】
NTTドコモは20日、スマートフォン(高機能携帯電話)を持って訪れた来店客に飲食店や衣料品店、百貨店などがクーポンなどを配信する「ショッぷらっと」の試験サービスを始めた。期間は8月末まで。
都内の約170店舗でスタートし、利用店舗を3月末までに300店舗に拡大。2013年度以降に1000店舗以上へ増やす計画という。
専用の音波装置で専用アプリを起動した状態のスマホを検知し、ポイントやクーポン、セール情報などを配信する仕組み。利用者はポイントを商品券やギフトカードなどに交換できる。
インターネットを活用し実店舗に消費者を呼び込む「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」サービスの一つ。ドコモは、参加店舗からシステム利用料や手数料などを正式サービスへの移行に合わせて徴収。収益の柱の一つに育てたい考えだ。
米グーグルの基本ソフト(OS)アンドロイドを搭載した端末に加え、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」など他社の契約者も対象とする。