日本車勢では、トヨタ自動車がカローラの試作車「フーリア」を発表。トヨタ自慢のハイブリッド技術でなく、自動変速機の改良などで小型車で最高水準の低燃費を実現した。競合車がひしめく激戦区だが、北米トヨタの寺師(てらし)茂樹(しげき)社長は「カローラが変わる姿を見せ、他社に勝つ」と腕まくりする。
ホンダも「フィット」「シティ」に続く小型世界戦略車の「第3弾」として、SUV(スポーツ用多目的車)の試作車を公開。伊東孝紳(たかのぶ)社長(59)は「小型車が今後の世界販売のかぎを握る」と話す。
影が薄れたエコカー
一方で、昨年はどのブースでも目立ったエコカーの影が薄い。エコカーの展示がめっきり減ったというのではなく、今年も各社自慢のハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)がそれなりに出展されている。むしろ感じたのは、以前ほどメーカー自身が声高に「エコ」を売り物にする様子がうかがえないことだ。