6日にも発表が予定されているシャープとサムスン電子の資本提携は、シャープが月内にも実施する第三者割当増資をサムスンが引き受け、100億円前後を出資する。出資比率は3・4~3・5%になる見通しで、サムスンはシャープの大株主となる。
シャープは、主力の亀山工場(三重県亀山市)などで生産する薄型テレビ用パネルの一部をサムスンに供給しており、今回の提携をてこにテレビやスマートフォン(高機能携帯電話)向け液晶パネルの供給を拡大し、早期の業績回復につなげる。
が、業界の一部には「あのサムスンと資本提携するのか」という驚きの声が広がっている。「あのサムスン」とは「ライバル」という意味ではない。
「日本は力が抜けた」カリスマ会長の暴言
昨年1月。米ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「CES」で、サムスンのイ・ゴンヒ会長は会場内を見て回り、「日本はもう力が抜けてしまったようだ」と、なかばあきれた表情で、日本の家電各社が展示した最先端の家電製品を酷評した。