超電導リニアの新型車両L0系(先頭車)【拡大】
ただ、米国の高速鉄道計画は必ずしも順風満帆ではない。JR東海など日本の企業連合が新幹線を売り込んでいたフロリダ州の高速鉄道計画は、野党共和党系のスコット知事が「納税者をリスクにさらせない」と反対し、いったん頓挫した。米国では連邦政府や多くの州政府が財政難に直面しており、事業費がかさむ高速鉄道は重荷となる。
米国で起きているシェールガスの開発ブームも自動車業界を活気づかせるが、鉄道事業者には恩恵が乏しい。
オバマ大統領は「米国の移動手段を革新的に変える」と、高速鉄道を今後も推進する構えだが、先行きには不透明感も漂う。(ワシントン 柿内公輔)