軽自動車の車名別新車販売ランキング(1~2月)【拡大】
もっとも、連合を組む日産、三菱には急拡大する軽需要の取り込みで後れを取った焦りがあることは否めない。
経営資源の振り分け 慎重なかじ取り
エコカー補助金の恩恵で各社が販売を伸ばした昨年の需要期に、日産はOEM(相手先ブランドによる生産)供給をスズキから要望通り受けられなかったことも響き、登録車も含む2012年の新車販売シェアは前年の2位から5位への転落。三菱自は大手8社の中で唯一、販売台数が前年を割り込んだ。
特に日産は、スズキからのOEM調達を一部打ち切り、三菱自との共同開発に社運を賭けただけに危機感は相当強い。今月25日には来年に発売する軽第2弾の車名を「DAYZ ROOX(デイズ ルークス)」にすると発表。イメージ写真も公開し、関心を高めようと懸命だ。
日産、三菱自はいずれも新車販売の反転増を軽の拡販に託す。
ただ日産はマーチだけでなく、販売が好調な小型車「ノート」と軽のすみ分けという課題を抱え、三菱自はヒット車が見当たらない登録車のてこ入れも急務。経営資源の振り分けで慎重なかじ取りを迫られる状態が、両社とも当分続きそうだ。(飯田耕司)