富士通が実用化した世界最小の静脈認証センサー(富士通提供)【拡大】
富士通は12日、世界最小の非接触型静脈認証センサーを実用化したと発表した。静脈認証はパソコンやATM(現金自動預払機)などの本人確認に使われている。
今回富士通が実用化したセンサーは薄さや軽さでも世界一を誇るといい、近く同社の法人向けのノートパソコンに採用、今後はタブレット端末など普及が進む小型電子機器への搭載を見込んでいる。
開発した静脈センサーは、幅・奥行きが25ミリ、高さ6ミリで、重さは4グラム。手のひらの静脈を連続して撮影する照明・光学系の部品を新たに設計するなどし小型化を図った。