開園30周年を記念するパレードが始まり、来場者はキャラクターに歓声を上げながら手を振っていた=15日午前、千葉県浦安市の東京ディズニーランド【拡大】
90年代のバブル崩壊後、閉園するテーマパークが相次ぐ苦境下でも、目新しさを生命線に掲げ、92年の「スプラッシュマウンテン」(投資額約285億円)の投入など毎年のように数百億円規模の投資を継続。事業規模を縮小する他のテーマパークとの差別化につながった。
01年9月には約3300億円を投じてTDSを開業した。11年3月の東日本大震災発生時は、駐車場の一部などが液状化する被害を受け臨時休園に追い込まれたが、ファンは離れず、ライバルのテーマパークも「圧倒的な投資のタイミングが絶妙。入場料金を値上げしても集客できるブランド力の確立はまねできない」と舌を巻く。
今年は30周年記念イベントに加え、格安航空会社(LCC)の運航本数増加が集客増の追い風になる見込みで、オリエンタルランドの快進撃は当面続きそうだ。