◆「ペイパル・マフィア」
ポール・ベリー氏は世界中のメディア専門家から、メディア企業のコンテンツマネジメントシステムにかけては今日最も優秀な人物と認められている。
ゼロからハフィントン・ポストのプラットホームを立ち上げ、最高のエンジニアを集めてサーチエンジンとソーシャルメディア向けに最適化されたコンテンツ製造機を完成させた功績は大きい。
ハフィントン・ポストがAOL傘下となって、ハフィントン・ポストを立ち上げたオリジナルのチームメンバーの多くが既に会社を去っているが、ポール・ベリー氏はその後も常に注目すべき人物と考えられてきた。レベルマウスは、ソフトバンクやレーラー・ベンチャーズといった名の知れた投資家たちからいとも簡単に2500万ドル(約24億8800万円)の資金を調達した。
なかでも、レーラー・ベンチャーズからの投資は重要だ。このVCを始めたケネス(ケン)・レーラー氏は、ハフィントン・ポストの共同創業者、そしてレーラー・ベンチャーズのパートナーであるエリック・ヒッポウ氏はかつてハフィントン・ポストのCEO(最高経営責任者)だったのだから。
アメリカ西海岸では、ペイパルの初期のチームが会社を去ってから、シリコンバレーの優れたスタートアップをいくつも立ち上げ、また投資する姿をとらえて、「ペイパル・マフィア」という言葉が使われている。その一方、メディアが主役の座を握る東海岸では、業界のトレンドの方向性がハフィントン・ポスト出身の、ハフィントンポスト・マフィアともいうべき一団によって形作られている。