パイオニアが開発した有機EL照明を使った化粧台。気分や外出先によって、光の色を変えられる=19日、東京・銀座【拡大】
電機各社が、次世代照明として期待される有機EL照明の開発を加速している。有機EL技術をめぐっては、テレビへの応用で、日本企業が韓国企業に後れを取った。
だが、照明分野では、日本勢が「技術の高さ、幅広さで世界をリード」(業界関係者)する。軽くて薄く、多様な用途で使用可能なため、各社がいち早く量産体制を確立しようとしのぎを削っている。
化粧台に採用
東京・銀座のパイオニアのショールーム。1階奥のスペースに今月、新たに化粧台が設置された。鏡の周りを取り囲み、青やピンク色に変わるのが有機EL照明だ。