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≪インタビュー≫
□下司善久社長
■高品質茶葉のみ買い付け差別化
--紅茶鑑定士とは
「公的な認定資格ではないが、茶葉を世界から買い付けて大量にテイスティングできる環境を10年以上経験することが必要とされている。何人も抱える余裕もないので、当社には40代の鑑定士と20代の見習い1人ずつ。彼らが仕入れから商品開発まで担っている」
--水の違いで紅茶の味わいも変わるのか
「英国などの紅茶は硬水でおいしくなるようにブレンドされている。茶葉の味が出やすい日本の軟水に合わせてブレンドするのが当社のやり方。ミルクティーに適したブレンドや、ストレートなら飲み口が穏やかで香りが良い紅茶をつくる」
--買い付けの方針は
「主に夏から冬にかけて買い付け、今の時季なら、春に採れたダージリンティーのファーストフラッシュを買い付けている。大手は価格の高いものから低いものまで扱っているが、当社は差別化を図るため、高品質の茶葉しか買わない」
--どのような販売先があるのか
「食品問屋を中心に百貨店、量販店、専門店、レストラン、ホテルなどに出している。OEMの売上高比率は約65%。自社ブランドの『神戸紅茶』はインターネットでも販売している。ただ、紅茶をよく飲む地域は都市部に圧倒的に集中している。ベーカリーやスイーツの店が多いためで、神戸がその典型といえる」
--今後の経営戦略はどのように考えているのか
「現在約35%の自社ブランドの売り上げを伸ばし、比率を将来的には50%にしたい。紅茶ファンに『もっとおいしい紅茶がある』ことを知ってほしい。お客さんの評価は高いので自信は持っている。宣伝経費はかけられないが、地方都市のイベントにも出展するなど、ブランドの知名度アップを図っている」