世界最大手となった中国サンテックパワーでさえ、過剰投資や欧米市場の不振で、今年3月に破産手続きに入った。
これまで国内では、シャープやパナソニックなど日本メーカーがブランド力やサービス網を売りに一定のシェアを確保してきた。だが、メガソーラーの建設や住宅への導入を当て込んで、中国メーカーなどが相次いで参入。今年3月に東京に日本オフィスを設立したジンコは「日本は魅力的な市場」として、今年の販売目標を約15万キロワットに設定する。
このため、日本勢は海外工場からの製品の逆輸入でコストを抑えたり、「発電所の設計から建設までをトータルで担当する」(シャープ)などして、シェアを確保する考えだ。