三菱自動車タイ工場内の「ミラージュ」の生産ライン(同社提供)【拡大】
三菱自も当初は輸出しない方針だったが、「移民の流入などで、燃費性能が良い小型車が欲しいという声が高まってきた」(益子社長)として、慎重姿勢を一転し、北米市場への投入を決めた。
ミラージュの販売は当初、月600台を予定している。今後、市場の動向をみて徐々に引き上げる計画で、米小型車市場で先行するトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車、韓国の現代自動車などを追う。
同社は、不採算事業の見直しなどで、2013年3月期の最終利益が379億円と10年ぶりに過去最高益を更新するなど、経営状態が上向いている。今期は、ミラージュに加え、スポーツ用多目的車(SUV)「ASX」(日本名RVR)やピックアップトラック「トライトン」などの世界戦略車で販売を伸ばす戦略で、今年度の世界販売台数は、前年度比18%増の116万9000台を計画。「北米」「欧州」「アジア・その他地域」、「日本」の全地域で販売増を見込んでいる。