今年のビアガーデンは女性目線で集客を競っている=7日、東京都中央区の三越日本橋本店【拡大】
プチぜいたくの動きを見越して、和牛や伊勢エビ、タラバガニを味わえる1万円の高級メニューも加えた。担当者は「(恋愛に前向きな)『肉食女子』は一度来れば後で男性客を連れて来る」と期待する。
百貨店の風物詩ともいえる屋上ビアガーデンも、女性取り込みに力を入れる。5月29日オープンの高島屋東京店(東京都中央区)は、女性が好むスパークリングワインのボトルを白(3500円)、ロゼ(2800円)とそろえ、マリネなど10種類の新作フード盛り合わせ(2800円)も用意。
三越日本橋本店(同)は「しっかりものの女性を意識」し、開始時間を午後5時からと30分早め、最初の90分は2100円で飲み・食べ放題にした。
21年ぶりに復活させた阪急うめだ本店(大阪市北区)は、欧州のマルシェ(市場)風。野菜などヘルシーなメニューを多くそろえ、ライブも行う。狙い通り、足元では女性客が7割近くを占めるという。