トヨタ、タイ市場で失速 乗用車部門でホンダ独走…いったい何が? (2/4ページ)

2013.6.18 08:30

トヨタの新型車「ヴィオス」。スポーティーで真っ赤な車体は斬新さも感じさせるが、一部のメーカー関係者やファンからは「ホンダのシティにそっくり」の指摘も=4月、タイ・ノンタブリ県

トヨタの新型車「ヴィオス」。スポーティーで真っ赤な車体は斬新さも感じさせるが、一部のメーカー関係者やファンからは「ホンダのシティにそっくり」の指摘も=4月、タイ・ノンタブリ県【拡大】

  • エコカー商戦の切り札としてホンダが投入した「ブリオ・アメイズ」。2012年11月の発売から約半年間で2万5000台を売り、乗用車部門の首位奪取に貢献した=4月、タイ・ノンタブリ県

 日本車が9割近くを占めるタイの自動車市場。昨年に進出50周年を迎えたトヨタが牽引(けんいん)役となり、乗用車のホンダ、1トン・ピックアップトラックのいすゞとすみ分けがなされ、ホンダといすゞが2位の座につく展開が続いてきたが、大洪水からの回復以降、この構図に大きな変化が生じている。

 タイ政府が内需を刺激しようと導入した「自動車物品税の還付措置」。ガソリン車で排気量1300cc未満のエコカーを対象に最高10万バーツ(約31万円)を事実上免税する施策で、恩恵を受けようと多くのタイ人ユーザーが販売店に足を運んだ。

 他のセールとの相乗効果もあって、昨年1年間の新車販売台数は市場全体で約144万台にのぼり、過去最高を更新した。納車まで半年以上先という人気車種も珍しくなかった。

 ホンダはこの好機を逃すまいと、発売済のエコカー「ブリオ」に加えて、タイ人に人気の高いセダン型エコカー「ブリオ・アメイズ」も発売。経済的に余裕のあるユーザー向けに排気量1500ccの新型「シティ」を投入するなど、用意周到なラインアップで販売戦線に臨んだ。結果は前年比108%増の17万台余りで過去最高。乗用車部門ではトヨタを抜きトップに躍り出た。

思いとは裏腹にその後も乗用車部門の不調は続く

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