米国高級車市場のシェア(今年1~5月)【拡大】
日産も、これまで円高による輸出採算の悪化で、「インフィニティが日産全体の営業利益に占める割合は1%未満」(カルロス・ゴーン社長)となるなど為替相場の変動に苦しめられてきた。このため米国での生産を検討。今後、収益性の高いインフィニティ事業を強化する構えだ。
打倒ドイツ2強 日本勢、ブランド力強化へ
米高級車市場への取り組みを強化しているのは、日本メーカーだけではない。ドイツのダイムラーやBMWのブランド「メルセデス・ベンツ」「BMW」も、着実にシェアを拡大している。1~5月は、メルセデスが11万7550台、BMWが10万9612台と、2ブランドがそろって10万台を突破し、日本勢を上回る勢いを見せている。
トヨタのレクサスは、1999年から13年連続で米国高級車市場でトップシェアを維持してきたが、東日本大震災で部品のサプライチェーン(供給網)がダメージを受けたことを機にドイツ勢にその座を譲り渡した。その後、ドイツ勢は、圧倒的なブランド力を武器に、2強の座を維持し続けている。