米国高級車市場のシェア(今年1~5月)【拡大】
日本の3社は、ドイツ勢に対抗するため、米国市場でのブランド力強化を急いでいる。
トヨタは「『納車遅れを待ってでも、レクサスが欲しい』というほどの強力なブランド力がなかった」(同社幹部)との反省に立ち、4月から豊田章男社長がブランド力強化に向け陣頭指揮を取り始めた。
日産はインフィニティの販売攻勢の一環として、クーペやセダンなどのモデル名を「Q」、スポーツ用多目的車(SUV)などには「QX」として発売するなど統一感を持たせることでブランド力を強化する。ホンダも「ハイブリッド車(HV)の展開を増やすことで、ブランド力を上げる」(岩村哲夫副社長)考えだ。
しかし、課題は少なくない。専門家からは「レクサスは、円安メリットを生かして、装備品を充実させるなどの戦略が必要で、アキュラ、インフィニティは、まだまだ高級車としてのブランド力はない。日産ブランド、ホンダブランドとの明確な差別化が必要」(証券アナリスト)との声が出ている。(飯田耕司)