GPSアンテナや監視用カメラなどを付けて改造したダンプカー。無人の自動運転が可能で、福島第1原発から発生した高線量のがれきの運搬で活躍している(鹿島提供)【拡大】
鹿島技術研究所の三浦悟先端・メカトロニクスグループ長は「震災から2年3カ月がたったが、早く、安全に復旧・復興を進めるための技術を開発した」と説明。これにより現場作業員の被曝線量を確実に低減できるほか、作業効率の向上などのメリットを強調する。
ただ、原子炉内からダンプカーへがれきを積み込む作業などは、人手による遠隔操作で重機を動かしており、作業の完全自動化の実現は難しい状況だ。