六本木ヒルズのTOHOシネマズでは平日昼に週1回のペースで、乳幼児連れOKの「ママズクラブシアター」が開催されている=東京都港区【拡大】
託児サービスは、新国立劇場やサントリーホールなどがすでに提供している。歌舞伎座は専門業者に委託して休日と一部平日の昼の部、一部週末の夜の部に対応。対象は乳幼児から12歳までで料金は1回1人3000円。保育料の実費との差額、約1万円は松竹が負担する。
観客の高齢化が進む歌舞伎では、新しいファンの獲得が課題となっており、託児室では助六など歌舞伎のキャラクターの塗り絵も用意する。担当者は「せっかく『歌舞伎の殿堂』まで来ていただくのだから、将来のファンになってほしい」と話す。すでに予約が相次いでおり、潜在的な需要は大きい。バブル時代を経験した40代前後の「本物志向」の親たちの利用も増えそうだ。(藤沢志穂子)