都内のホテルで開かれたソニーの株主総会。旅行各社にとって、大規模化する総会は大きなビジネスチャンスだ=20日、東京都港区【拡大】
最近では、「定年退職された高齢者が個人株主になるケースが増えており、総会会場で高齢者にやさしい導線を提案し、採用された」(山田浩司・営業第一課長)ケースもある。こうしたきめ細かな提案が企業側から一定の評価を集め、「前年比20%増の30件弱の契約を獲得した」(村山課長)という。
同社では、システム会社と組み、「株主総会運営システム」を開発。株主質問に対する模範解答を即時に登壇した役員の手元に映せる仕組みを用意するなど、運営の電子化も提案。こうしたサービスの充実により、顧客開拓を進める考えだ。
一方、日本旅行も、会場確保から運営までをワンストップで行える強みを生かし、提案営業を強化している。今年の総会は数件の実績にとどまったものの、「例えば、海外の株主の送客や宿泊も含めての対応まで求められれば、まさに得意分野。ビジネス機会は多くある」(広報室)とみている。