秘境へコーヒー豆買い付け 地域貢献はブランド力の根幹 (2/3ページ)

2013.6.27 05:00

 集売システム構築

 トアルコ・ジャヤが輸出する「トアルコ トラジャ」ブランドのコーヒー豆は年間約500トン。このうちパダマラン農場で収穫されるのは年間約100トンだけ。残りの8割、約400トンは、集買所で協力生産農家や仲買人から買い付けている。

 農家や仲買人は、果肉をはがし、乾燥させた脱穀前の豆を集買所に持ち込むが、トアルコ・ジャヤがそのまま買うわけではない。検査員が割れや変色など欠点豆をチェックするほか、ランテパオの集買所では焙煎して味をみる「カップテスト」も行う。「欠点豆が5%未満なら買い取るが、それ以上であれば、再度選別しチャレンジしてもらう」(同)。

 買い取った豆はパダマラン農場に運び、同農場で収穫された豆と同様の工程で乾燥・脱穀後、一粒ごと手選別によるチェックを行う。カップテストを経て、合格した豆だけが輸出される。

 農場の整備と同様、こうした集買のシステムを築くのも長い年月を要した。協力生産農家には、収穫の仕方や水洗、乾燥の方法を、「パダマラン農場をモデルにして指導した」(同)。地域社会にコーヒー栽培を広めるため、当初は持ち込まれた豆を100%買い取った。現在は「合格品を多く持ち込んだ仲買人に記念品を贈るなどし、品質を重視している」。

農園を分断して流れる川にかける橋の費用を私費を投じて建設

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