太陽光電池各社が、住宅の屋根用パネル向け以外の需要や関連事業に目を向け始めた。再生可能エネルギー全量買い取り制度に基づく太陽光発電の買い取り価格が下落し、住宅向け需要の伸びが見込みにくくなっているためだ。シャープは大規模太陽光発電所(メガソーラー)などの保守事業に進出。パナソニックは工場や商業施設の屋根需要に活路を求めている。
シャープはメガソーラーの太陽光パネルを自動洗浄するロボット掃除機を開発した。1時間に約1800枚を洗浄する。2014年度前半の実用化を目指し、タイに建設したメガソーラー(出力84メガワット)で試験を進めている。
同発電所では、3万枚のパネルを50~60人体制で約20日間かけて洗浄してきた。ロボット掃除機を6台導入したところ、15人前後でも同じペースで洗浄でき、作業効率は3倍に向上した。
砂漠がある中東地域のほか、黄砂に悩む中国、花粉の飛散が多い日本などで需要を見込む。保守業務などの受託を拡大し、収益に結びつける計画だ。