決算を発表する三菱自動車の野田浩常務執行役員(中央)ら=30日、東京都港区【拡大】
4~6月期の小売りベースの販売台数は4%増の24万9000台。主力とする東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国では6.5%減の5万8000台と苦戦したが、オーストラリアや中南米などの伸びでカバーした。日本は6月に発売した新型の軽自動車以外は不振で、6.7%減の2万8000台だった。
黒井氏は「(成長の減速に伴い)新興国の一部で販売に少し陰りがあり、混乱を恐れて値引き(合戦)が生じる可能性があるので注視したい」と説明。プラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」のリコールについては13年3月期決算で費用を引き当てており、「業績への影響はない」という。